マイベスト2014
明けましておめでとうございます。
恒例の年間ベストの発表です。例年通り観た順番で。
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(ネタバレ)/白色矮星のダイヤモンドが奏でる音 - 雲の上を真夜中が通る
タンジールとデトロイトの夜景が最高!
フォンターナ広場 イタリアの陰謀/「鉛の時代」の生みの親は東西冷戦 - 雲の上を真夜中が通る
重厚で正統派の第一級の作品。イタリア映画を観る機会はそうなないので、それだけでも価値あり。
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(ネタバレ)/一枚の紙が“時の人”を作る - 雲の上を真夜中が通る
監督書下ろし脚本ではないのですが、ここまでマッチするとは…。
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(ネタバレ)/忘れ去られるために、あの場所に還る - 雲の上を真夜中が通る
先に進むにつれ、だんだん細くなるアパートの廊下、ネコ視点の地下鉄の風景、細部が良いです。
her 世界でひとつの彼女(ネタバレ)/胸ポケットの安全ピン - 雲の上を真夜中が通る
セオドア(ホアキン・フェニックス)の背後から捉えた上海の夜景、海岸での散歩等、印象的でした。
「めぐり逢わせのお弁当」
レビュー、まだ書いていないんです、すみません(ぺこり)。
グレート・ビューティー 追憶のローマ(ネタバレ)/どこにも辿りつけない電車 - 雲の上を真夜中が通る
終盤の教会堂で完全に心奪われました。
誰よりも狙われた男(ネタバレ)/世界の平和のために - 雲の上を真夜中が通る
‘fuck’がフィリップ・シーモア・ホフマンの最期のセリフになっちゃったんだよなぁ。
インターステラー(ネタバレ)/見上げてごらん夜の星を - 雲の上を真夜中が通る
ノーラン作品の中では中くらいかな、何せ評判の悪かった「プレステージ」(この作品はとても緻密に作られているんですもの)の方が好きなくらいなので、私の好みは当てにならない(笑)。
終盤の心地よさ、盛り上がりは、もはやお家芸ですね。
ゴーン・ガール(ネタバレ)/薪小屋のパンチとジュディ - 雲の上を真夜中が通る
フィンチャーの円熟を目の当たりにし、今後ますます期待値が高まりました。
昨年は大変動の年で、映画を観る時間も、その感想を書く余裕もない、慌ただしい一年でした。
心配事があると映画に没入できないって事が身に染みた年でもあり、それでも大好きな映画に全く予期せぬタイミングで救われた事も…。
今年も、心に残る作品に出会えますように…。そして、皆様にも、映画との素敵な出会いがありますように…。
いつも訪問して下さる皆様、ありがとうございました。また今年もどうぞよろしく(ぺこり)。