BDの巨匠、メビウス(ジャン・ジロー)の訃報
3月10日朝、バンドデシネ界の巨匠ジャン・ジロー氏が、パリにて逝去されました。ご冥福をお祈りします。
『エイリアン』『ブレードランナー』『トロン1982』『ウィロー』『フィフス・エレメント』など数多く作品にデザイナーとして参加。
“メビウスの日本における本格的な紹介は1979年に始まった。この時から現在まで、多くの漫画家達がメビウスの表現力に影響された。大友克洋、谷口ジロー、浦沢直樹、藤井カムイ、とり・みき、寺田克也、小池桂一、宮崎駿、松本大洋、湊谷夢吉、たむらしげるらの名前を揚げることが出来る。当時のSFブームとも重なることで、日本のマンガは一挙に世界水準の表現力を手に入れていった。そして手塚自身もこのメビウスと対決することで、日本マンガの特徴である記号化された読みやすいストーリーマンガとの融合を図ろうとしていた”(メビウスと日本マンガ ユリイカ特集より抜粋)
死去の報を受けて、大友克洋氏もコメントされてます。
http://www.otomo-gengaten.jp/news/?p=145
メビウス(ジャン・ジロー)を知ったのは、宮崎駿氏のインタビューがきっかけでした。元々マンガ読みではないので、BD(バンドデシネ)さえ知らなかった。宮崎作品には欠かせない飛行シーンの浮遊感は、メビウス経由だったんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=2L0YgdIpXas&feature=related